不器用が作った棚

不器用である。子供の頃から折り紙を折れば、ちゃんとした形にならず、工作ではごみみたいものができた。

 

小学生の頃、ミニ四駆が流行った。お小遣いをもって、わくわくしながら買いに行き、さて組み立てようとするが意味がわからない。

 

とりあえず作ってみるが、全然走らず、モーターが熱くなるばかりだった。

 

それからも工作の授業には苦戦をする人生だった。

 

そして、30歳の今。相変わらずの不器用である。先日、部屋のレイアウトを変えようと本棚を動かしたところ、動かせば動かすほどに段々とパーツが外れていき、最終的には本棚が崩れた。午後10時のできごとである。絶望的な気持ちになってすぐに寝た。朝起きても、崩れたままだった。夢じゃなかった。

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本棚が崩れる瞬間を初めて見た。どうしようもなかった。

 

そして今日、新しい本棚が届いたので作ってみる。40分ほどでできるらしいので、完成したら、ご飯を食べて17時半からのトークライブに行こうと思っていた。作り始めたのが13時半である。

 

板をネジで固定していく。でかい本棚を1人で作るのはかなり大変である。開始30分で10個ぐらいある工程の2つ目ぐらいの進捗状況。40分まで残り10分。ここからすぐにできるのかと思ったら、板の向きを間違えたり、一人ではどうしようもなく板を持ったまま途方にくれたりしながら、完成したのが19時だった。びっくりした。時間泥棒である。

 

そして、完成したと書いたが、完成した本棚を移動させようとしたら、板が外れ、最後に固定しようとしたネジがなくなった。未完成である。なんとなく使えるのでこのまま使おうと思う。

 

本を棚に入れて、一息ついたときに気づいた。何かを作るのが本当にストレスだったのかもしれない。口内炎ができていた。

 

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口内炎と床のフローリングがはがれたのを代償にできた棚

次回から業者にやってもらおうと思います。