鳥の鳴き声が聞こえると言われた
午後、昼休み明けの仕事が始まった。
みんなやる気に満ち溢れている。そんな中、戦う者がいた。しゃっくりと。
フロア中に響き渡るしゃっくりの音。それはまるでジャングルにいる鳥のような音だった。
近くの人は笑い、遠くの人はわざわざ遠方の席からおいでになるほど、大きく奇妙な音。一般的な引き笑いの10倍の音が出ていた。大声選手権優勝ぐらいのデカさがあった。
そして、30分も止まらず、100回はとうに超えた。もう死ぬのか、しゃっくりで死ぬのやだなと思い始めたとき、事務の人から薄ら笑いで「これどうぞ」と飴をもらった。
いまさらこれが効くのかと思ったが、なめたら治った。なめたらあかんって言っていたもんな。
出終わったあと、胸が痛かった。優しくされたのもあるし、しゃっくりが出過ぎたのもある。
油そば発祥の地に行きました
休みでやることないので、以前から食べたかった中央線の武蔵境駅にある「珍々亭」に行った。
老舗感がある。おいしい見た目をしている。
昔、早稲田で編プロにいたとき、「早稲田が油そばの発祥」と聞いたのだが、武蔵境が発祥だった。ウィキペディアに「東京都武蔵野市発祥」と書いてあって、もうなにがなんだかわからない。でも、おいしいものだから、どこが発祥でもいいじゃないか。俺たちは発祥はどこでもいいので、おいしいものを食べたいのだから。
お昼店に行ったら行列がすごい。やはり、発祥の地というのは、行列ができている。おいしいものは、待ってでも食べたい。逆に行列を待ったからこそ、とてつもないおいしさになるのではないか、食べログ4以上(体感)のおいしさになるのではないかと思っています。
店内に入ると、おばさんたちが忙しく、動いている。おばさんたちがいるお店はおいしいので、もう勝ちだ。
メニュー。チャーハンも食べようと思ったが、油そばに集中したいので油そば大を注文した。今度はチャーハンも食べたい。チャーハンだけは裏切らない。
こちらは油そば発祥の地の油そば。絶対においしい見た目をしている。もう優勝。
生卵トッピングがあるときは必ずトッピングするようにしている。そっちの方が絶対においしいから。
具はシンプルながらも太麺で、タレと絡んでこってりとコクのありながら、箸が進む。一心不乱に食べた。
油そばって、どこで食べてもおいしい気がするが、発祥の地はさすが「うまかったな・・・」とつぶやいて帰るぐらいおいしかった。
あと、桜台にある「破顔」のまぜそばもおいしいかったので、みんなおいしいお店には行こう。
プレイボーイの悲劇
毎朝、満員電車で通勤をしている。パンだったら完全につぶれているぐらい今日もパンパンだ。
今日も満員電車を乗り継いで会社の最寄り駅から会社へ向かう。「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」と思いながら、道の途中で同じ会社の人に会った。
そこでこの日を左右する衝撃的なできごとがあった。
「ワイシャツに口紅ついてますよ」と。
背中についていた。なんかついているなじゃなくて口の紅だとわかる形。多分、満員電車で着いてしまったのだろう。
会社に着くなり、給湯室に駆け込み、そこにあった食器洗い洗剤で洗うも全然落ちない。
こんなにドキドキしながら仕事をすることもない。見られないように深く椅子に座ったりしながら1日なんとかバレないように過ごす。
誰からも言われないで夕方になるが、必死になって隠すよりも逆に言われた方がいいかなと思い、「背中に口紅ついちゃったんですよ」と会社の人に伝えると「おっ!プレイボーイだね!」と言われる。
プレイボーイと言われたことがないが、こんなにも恥ずかしいものなのか。
仕事が終わり、すぐに家に帰って洗剤をかけた。プレイボーイという言葉が頭から離れないが、これも酵素の力でなんとか落としてほしい。
キレイキレイでもキレイにならなかった。
連休明けの仕事
今日、会社に行ったら3分で帰りたくなった。でも、ちゃんと定時までいた。だって大人だから・・・
代休からの仕事
休日出勤の代休で月曜日に休みをもらった。
どこに行くでもなく、ワイヤレスイヤホン買うかどうかで悩んで、1日が終わった。そんな1日もいい。
最後のあがきで銭湯に行ったら、体に龍がいる人がいた。水風船の前に陣取り、プレッシャーを与え続けていた。
その後、家に帰り11時間寝た。会社にプレステを持って行ったら怒られる夢を見た。
次の日、会社に行ったらみんな働いていて、会社じゃんと思いながら仕事をした。
思考力ゼロの文章だ。